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中国で暮らしている人のブログ。2026年にFIRE🔥予定

中国植毛手術の記録(その2〜手術開始 毛根除去〜休憩)

11:30 手術開始 前半戦 後頭部毛根除去

入室と消毒作業

さて看護師に呼ばれ手術エリアへ。手術室はそれぞれ個室になっているのだが廊下の左右に部屋があり一部ドアが空いているので部屋もあって既に手術している別の患者の姿も見える。最初に目に入ったのが後頭部が血まみれなっている別の患者の姿!!!一気に恐怖心が高まる!!マジかよ。。。(後で気づくがあれは血ではなく消毒液でした。。。その時は血に見えた)手術室には中国でよくある頭を突っ込むタイプのマッサージチェアが置いてあり仰向けで頭を突っ込む形で寝させられる。ここからは床しか見えていないので実際の作業の様子は全く見ることが出来ない。

こんな椅子、実際には手すりもある手術用でもっとしっかりしたもののです。
麻酔注射が痛い!

頭を突っ込んだ後、まず最初に頭部を消毒液のようなもので消毒、タオルでゴシゴシと拭かれる。そこからいわゆる歯医者が使うのと同じような注射器を使って麻酔注射を後頭部に打つのだが、先生から「痛いから気張れるようにタオル渡しておくね」と言われ左右両方の手で握れるような棒状のタオルを渡される。ここがまさに恐怖心のMAXで自分でも心臓の動悸が速くなるのが分かる!!で実際に注射を20箇所ぐらいに打っていくのだがこれがマジで痛い。皮膚が薄いところは痛くないのだが首元など肉がある部分は特に痛かった。注射を打つたびにタオルを全力で握って耐える。。。5分ぐらいすると完全に麻酔が効いて何も感じない状態に。

いよいよ作業開始 うつ伏せで5時間耐える

ここから後頭部の元気の良い毛髪毛根を取り外してく作業になる。何をどうやっているかは全く分からないがベッドの穴からは先生が脚でミシンのようなペダルを踏んいる景色だけが見えた。麻酔が効いているので痛みは全くないが最初の1時間ほどはかなり恐怖心があった。大体1時間半ほどすると頭を動かせないのがかなり辛くなる。頭を動かさない前提で手足は動かして良いのでほぼ常時足を上げたり下げたり、左右に開いたり、腕の位置を変えたりして一つの姿勢に留まらないようにしていた。この植毛手術、正直麻酔注射以外はほぼ痛くないのだが、なんといってもこの同じ姿勢で長時間動けないことが一番の苦痛。手術ではほぼ頭を下に押し付けられながら状態が続く。位置によっては顎や額が穴の角に当たった状態のまま押されるのでなかなか痛い。最初は我慢していたが、途中からはその状態が辛いので時々頭の位置を変えさせてもらうようにしていた。

 

延々と続く作業 そして前半戦終了

手術中は時間は全く確認できなかった、大体3時間ぐらいまでは何となく経過時間が分かっていたが途中からは姿勢が辛くてあまり時間のことは考えなくなり、ただひたすら早く終われ〜と祈りながら手足をバタバタ動かし続けていた。途中で先生と看護婦が「3,200本で本数足りるかしら。足りないよね」的なことを話し合っているのが聴こえたwwwマジかよ。。。それからも延々と作業が続く。しばらく1時間ぐらいかかってようやく終わったよ〜と声かけてもらい前半の手術終了。。。頭には布を被せられているので状態が分かっていなかった。時計を見ると16時半。11時半にスタートしたので5時間の大手術だった。

 

弁当休憩

この記事は手術終了後に書いているので「ここまでが前半」と書いているが、当日実際は「ここで全ての手術が終わった」と思い込んでいたwww そもそも最初に手術の流れのようなものは説明一切なかったので後ろの毛髪を外しながらそのまま同時に移植していると思い込んでいたwww事前にコンサルタントから手術は6時間程度と聞いていたので最初は「5時間で終わったのか!思ったより早いなぁ〜早く仕上がりが見たいなぁ」とぬか喜びしていた。。。別室で弁当を頂きながら友人達に「手術終わったぞ〜辛かったけど5時間で終わったぞ〜」などとLINEしていた。約30分ほど休憩した後、同じく休憩して食事を終えた看護婦が再度呼びに来てまた手術室に連れて行かれ、そこで初めてここまで前半だと知ることになるのだが。。。またそれは次の回で!!!

 

手術が終わったと勘違いしぬか喜びしている本人。
ちなみに5時間穴に頭を突っ込んでいた疲労感で顔が死んでたwww

お弁当。この時点16時半、腹が極限まで減っていたので死ぬほど美味しかったwww